【コラム】範囲の広い、実力テストや受験準備テキスト・まとめ問 題集の攻略法】
長いタイトルになりましたが、 多くの生徒さんに知ってほしい内容ですので、よろしくお願いいたします。
最近、保護者様より、ノートの取り方・使い方や教科毎の家庭学習のポイントなど、 ひと世代上のお父さま・お母さまとも全く違った(ある意味、新感覚な) ご質問をお受けする ことがあります。
それだけ、ご自身が現在最前線でお仕事されていて、 いろいろな場面で 親御さんの時代よりも、さらに進化した 民間の「塾」からの教育情報が頼りにされたり、お子さんたちの「能力開発」にとても興味をおも ちの、「意識の高いご父母の方々のご質問に(こちらが) おどろくことがございますね。
では今回のタイトルの内容について書きますが (一般的に)市販の(書店で買える) 問題集も、学校の副教材も塾のテキストなども、
①まず学習への導入から説明、解説・その単元で学ぶポイントなどの ページがあり(英語を例にしますと、基本単語や例文などが紹介されて いますね
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②→横のページには①のポイントを確認しながら、( )の穴埋めをしたり 例題の指示にしたがって回答を作りながら、基本事項を確認して、 習ったことをアウトプットしてゆきます。(80点ぐらいを目安に行います)
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次のページ③に移ります
ここでは、入試問題(過去の出題の中から、比較的オーソドックスな良問が配分されており)解き進む と、易しい問題から‥ちょっと考えてしまうような連語や熟語も知っているか? 試されるような問題 が混じってたりしてきますね。(最初は出題のパターンに慣れるのが大切ですから、65~70点取れ るとよいですよね)
→横のページ④に移ります
このページは、多くの場合、国語でしたら(長くはない)読解 英語ですとやはり短めの英文を読んで、設問に答えるような構成になっている場合が多いと思いま す。
②より、すこしやっかいな( )穴埋めや、(英語の場合)文の並べ替えや ストーリーについての質問に答えたり、指示された部分と内容が一致している英文を選択したりし ながら回答を導き出し、得点力を上げてゆけるように出題されています。
どのように、過去問に入るまでに力をつけて志望校を突破するか? がその後の目的ですから、ここで息切れしてはもったいないというのが 今日の記事のメインテーマです!
すごく端的に申し上げますと「得意教科で、どんどんできればそのまま Step1のA→Step2のB→Step3のCとテキスト通りに解き進んでください。
つまり、その単元内を深掘りしていただいて全く問題がない ということになります。 ※このスタイルで授業を進めるのがまさに、進学塾型の指導法です。
応用~発展についてゆける子には、別途さらに難易度の高い 課題が宿題などで出されます。ですから、一部のできるお子さんはこの方法で問題はありません が、(普通はどんなお子さんでも、得意・不得意 がありますよね‥
◎個別指導や(個人指導) では、(講師の力量や経験によりますが‥) ここで、生徒さん一人一人をしっかり把握していますので さっと進め方に機転をきかせ、対応します。
Step2のBには、進まず一旦迂回するわけです。
→ページは飛びますが、(生徒さんには) 「次の単元の学習への導入から説明、解説・その単元で学ぶポイントなどのルールの確認に頭を切 り替えていただき、次のStep1Aに移ります。
こうして、ひとつの単元を深くやらずに 先に、その問題集の 「全体像をイメージできるようになってから
→最初の単元の 「Step2Bから、またリピートして一歩一歩、自分が納得しながら ゲームのように学習を進めま す」
これが、自立学習できるようになってくると、ほんとうに自分に自信がつき お子さんは、目を輝かせて‥(自分のことばで 、何がわからないのか?を 質問するようになります。
これは、システム上(集団の一斉授業では、できません‥) 後から、別のコースなどでフォローが必要になります
私は一斉授業のよさも混ぜて→個別化するメソッドも 自然にできるようになりましたが‥(これには、気がつくと相当な経験 (時間数)が必要で、職人芸のようなものになっているように思いますので‥)
それであれば、最初からそのようなレッスンを受けられる塾に通った方が、むだがなく きちんとその子の学力がはぐくまれ、 そして 先伸びします。
(私は経験的にそのように信じて、コンセプトを組み立てました)
もし経済的なご負担を感じられる場合があれば 「自立学習コース」と併用して、(その場しのぎの詰め込みより 地頭(じあたま)を丁寧に伸ばしてくれるレッスンができる教室をさがす と思います。
ちょっとしたことですがこれを、ご理解いただき、実践していただけますと 「市販のテキストを使った、家庭学習にも」 ウイズ学習会が有効活用していただきたい「自立学習のサポートのI-L-Cのレッスン」でも 自力でも解き進めるということができ、少しでも生徒皆さんの自信につながることを願っておりま す。
※「朝日マイベストプロ」に過去掲載(2022年7月)されたコラムのアーカイブ(再掲)です
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